2010年10月12日火曜日

最後のテラサ




スペイン人はテラサが大好き。夏の間お天気の良い日はレストランやカフェの店内はガラガラです。

ちょっとくらいテーブルが傾いていても、いすが硬くてもみんな外にいたいんです。

坂になった場所や、道路の真横などありえないところにも席が用意されます。


テラサが出されるのを皆心待ちにしているんでしょう。

5月後半のまだ寒さが残る頃、屋外にテーブルが並べられるなり北風に震えながらビールを飲む人の姿をよく見かけました。


スペインは湿気が少ないので、真夏の暑い日でも日陰に入るとひんやりと気持ちが良いのです。

冷房なんて必要ありません。夏の間、テラサには本当にお世話になりました。


食事中、お肉料理を目当てに蜂がやってきたり、木の葉や塵が落ちてきたりとアクシデントもありますが、あまり気になりません。

天気の良い日に屋外で過ごす。それだけで贅沢に気持ちになれるんです。


そんなテラサの季節もそろそろ終わりが近づいてきました。

来年は私も、フライング気味のスペイン人に混じり、寒さに耐えながらテラサ一番乗りを目指したいと思います。





2010年10月5日火曜日

絶品アンチョビ

スペイン北部のカンタブリアで獲れた丸々太った鰯を使ったアンチョビ。
塩味が強すぎず、脂身の甘味があるのでサラダにしたり、カッテージチーズなどあっさりしたチーズと一緒に頂くと最高ですよ。