2010年5月23日日曜日

San Isidoro



5月15日はマドリッドの Santo(聖人)San Isidro (Isidro Labrador) の日でした。
このSanto, 実在した人らしく本名は Isidro de Merlo y Quintana と言います。



幼い息子が不注意で井戸に落ちた際、不思議な力で水位を上げて簡単に救出したり

いつも持ち歩いていた杖で、トンと突いた所から水を湧かせたり、死後もその体は朽ちずきれいなままだったなど。

San Isidroにまつわる奇跡は438もあるそうです。



中でも興味深いのがこの話。

毎日教会に祈りに通い、仕事に遅刻していたSan Isidro。

仕事仲間から妬み、嫌われないよう、数人の天使が鍬を持って他の人よりも仕事が進むように手伝ったとか。

San Isidroちょっとずるい!?




1080年生まれ、1172年11月30日没の彼92歳とあの時代に大往生。

これも天使にひいきされていたから?






San Isidro の日はErmita de San Isidro (El paseo de Quince de mayo 62 にある礼拝堂) に長蛇の列ができます。

敷地内にある井戸の水が病気や怪我を治すとか。

スペインの有名画家、GOYAの時代にはその礼拝堂の周りでRomeria (ピクニック) をするのが慣わしでした。

現在は、Romeria よりも山ほど出店される屋台で飲み食いするのが主流です。

屋台で主に売られているのは、Caramares (イカのフリット)、豚の耳、そして、Entresijos のフリット (腸間膜)

Entresijos、ホルモンが大好きな私にはたまらない一品ですが、揚げてある上に脂肪がたっぷりなので

たくさんは食べられませんでした。





この日はマドリッドの色々な場所で、コンサートやダンスなど様々なイベントが催されていました。

私は、Plaza de Callao で行われたダンスイベントと、Jardines de Sabatini でのダンスパーティー、そしてGran Via のコンサートに顔をだしました。

普段交通量の多いGran via には、青いカーペットが一面に敷かれ、移動するのにとても苦労する程賑わっていました。





印象的だったイベントは Jardines de Sabatini で行われたダンスパーティー。

Chulapos (マドリッドの伝統的な衣装)に身を包んだ人々が生演奏に合わせてサルサ、ワルツ、メレンゲからマドリッドのダンス (Choti) を踊っていました。

Jardines de Sabatini はマドリッドの王宮の裏にあるお庭。 

ライトアップされた宮殿を背に年配のカップル達が優雅に踊る姿はとってもロマンチックでした。



 

お祭りの後はゴミの山が・・・・・



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