2011年1月8日土曜日

喫煙禁止

2011年1月3日からスペインではバルやレストラン、クラブなどの店内,
病院、学校の入り口、バスの停留所、子供用の公園での喫煙ができなくなりました。
スペイン人の多数は愛煙家。
非喫煙者の私はいつも肩身の狭い思いをしてきました。日本とは間逆ですね。
どのバルも目にしみるほど煙が充満して、家に帰る頃には髪の毛も服もたばこの匂いが染み付き、タバコ何本分の煙を吸い込んだのかと考えると気分が悪くなる程。
コンサート会場でもたばこが吸えていたんですよ。日本だと考えられませんね。

法令実施後、どの店内も空気が澄んでいて気持ちが良いことといったら!!
以前とはかなりの違いです。レストランはその日のメニューの香りが、バルでは淹れたてのコーヒーの香りがし、気持ちよく呼吸ができ私は大満足です。
一方、寒い中わざわざ店外に出てたばこを吸わなければいけない、外に出ている間に飲んでいたビールが片付けられた、など喫煙者は不満だらけのよう。

店内での喫煙に慣れてきた人達、長年の習慣で気付かずにタバコに火をつけてしまうようです。
日本と違うのは、喫煙をさせたお店側に罰金が掛かる事。
法令実施後、2日間で800件以上の店舗が喫煙を許したと通報があったそうです。

グラナダに並ぶモロッコ茶屋はピパ(不思議の国のアリスに出てくる芋虫がいつもくわえている水タバコ)が有名です。
ピパは果物やハーブなどを練り合わせた物でタバコの葉は使われていないそうですが、現時点ではそれも禁止。
名物がなくなり客入りが減るのではと心配の声が上がっています。

一部のバルでは店内禁煙に併せ、料金前払い形式になりました。
飲み逃げされては困りますからね。

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