2011年1月27日木曜日

うにの缶詰




以前からスーパーで見かけて気になっていた、うにの缶詰を試しました。



ガリシアの海で採れた新鮮なうにを保存料や着色料など一切使わずにパックしていますと。


夢にまでみたうに丼をスペインで実現か!!と期待を膨らませ蓋を開けました。






そのまま食べてみた感想はいまいち・・・


口の中にジャリっと残る物がありました。何かが結晶化しているみたいですが、何か判らず。





思い描いていたとろけるような食感はなく、どちらかというと硬かったので玉子焼きに入れて頂きました。





火を通してもジャリっと感は残り、卵の殻を食べているような気持ちに・・・残念です。


特に風味もなかったので、ソースにしてもあまり美味しく無いかもしれません。



ちなみに、海栗はスペイン語でErizo del mar。海のハリネズミです。かわいい名前でしょう。
雲丹はHuevas de erizo del mar、海のハリネズミの卵だそう。
鳥の卵はHuevo 男性系、魚の卵はHuevaで女性系ですよ。

2011年1月26日水曜日

メトロで

電車に乗っていると急に楽器を抱えた人たちが乗り込んできてコンサートを始めた、なんて事日本ではなかなか目にしませんよね。

スペインでは日常茶飯事です。
先日は、ブラジル人の一行が使い込んだサックスや、コントラバスを持ち込んで「These Boots are Made for Walkin」や「Hit the Road Jack!」を演奏。
朝の憂鬱な気分も吹き飛びその日は気分良く過ごせました。

他にも、Jack Johnson並みのリラックス感でギターを奏でるお兄さん、「コンドルは行く」などインカな雰囲気たっぷりの曲を縦笛で演奏するペルー人のおじさんにも会えます。
マイクを持ち込んでカラオケなど、行き当たりばったりでなく、本格的に準備
をしてきた人もいます。

もちろん、演奏が終わるとお金を集めにきますよ。こちらでは誰もタダでは働きません!!
曲が気に入れば、小銭を(50セントから1ユーロ)を渡します。
でも、メトロでお財布を出して小銭を探すなんてちょっと危険!!!
かばんの中のどこにお財布が入っているか、幾ら入っているか他の人に知られ兼ねませんからね。
スペイン人もメトロでお財布を出すなんて事はしませんよ。
メトロにはスリが乗っていることもありますから、気をつけてください。

素敵な(時々迷惑な)小さなメトロコンサート。
でも、メトロ内でのパフォーマンスは違法です。警備員に見つかるとつまみ出されてしまいます。
折り畳み傘でアコーディオンをすっぽり隠せるようにしたり、リュックを抱えてるように見せて楽器を隠したり、アーティストの皆さんも色々工夫されています。

メトロには他にも色んな人が乗ってきます。
昨日は、職を失って家のローンが払えなくなったと言う女性が、食べ物と小銭をハーモニカ片手に頼んでいました。彼女の演奏した曲は、「Sound of Silence」メトロ内が一気に哀愁に包まれました。

2011年1月19日水曜日

きのこ派?たけのこ派?

あなたはきのこ派、それともたけのこ派?

もちろん某メーカーの有名なお菓子「きのこの〇、たけのこの〇」の話です。

子供の頃よくそんな話をしませんでしたか。

確かメーカによる数年前の調査の結果、たけのこ派が多数だったような。



私は根っからのきのこ派。

クラッカーの絶妙な塩加減が、チョコレートの甘味と調和して・・・

とにかく、素晴らしい。時々たまらなく食べたくなる物のひとつです。



そんなきのこの親戚らしき姿をスーパーで発見しましたよ。






嬉しくて1箱買い写真を撮る前にペロリと平らげてしまいました。


写真は2箱目。頭がちょっと傾いたりして、1箱目より形がいびつでしたが、おいしさは変りません。


中箱もきのこ型で、かわいいでしょう?


商品名はSetitas。Seta=きのこ の diminuto。


スペインでは、小さいものやかわいいもの、Jrなどをdiminutoで呼びます。


例えば、Jose ホセの子供は Joserito ホセリート、Gatoは 猫で仔猫はGatitoです。




2011年1月13日木曜日

一本とられた!

スペインのアパートはどんなに古い建物でもオートロック式で、インターホンで住人に頼まないと建物に入れないようになっています。
ポストも建物内にある為、住人の誰かが呼び入れない限り郵便屋さんも入れません。
管理人がいる所は問題ないと思いますが、家のようにいない場合は
郵便屋さんや、ガス、水道会社の点検員さんが手当たり次第部屋番号を押すので、たまたま家に居合わせた人が建物のドアを開けます。
インターホンを取るのが遅いと、受話器の向こうですでに他の住人と係員さんが話していたり、諦めがつかないのか何度もブザーを鳴らされたりします。(配達は1度で終わらせたいですから)

たまにセールスも来ます。
うっかり建物に招き入れてしまうと上階から下階まで全室に挨拶にやって何度断ってもしぶとく商品の話をしに来るのでちょっと迷惑・・・
住民全員の暗黙の了解でセールスやピザ、中華の宅配の広告配布などは大概断っています。(外に広告を入れるポストがちゃんとあります)
ところが、広告にも関わらず快くドアを開きたくなってしまうのが、IKEAのカタログ。

そんな住民の心の内はすっかり読まれているようです。
夕方、「IKEAのカタログです、入っても良いですか」と丁寧に言われたので、
「そりゃもちろん」とドアを開けました。
カタログ配布のCMやってなかったけど、ちょうど探しているものがあるしラッキー☆と思いながら用事を済ませ、
しばらくしてうきうきしながら郵便受けを開けると、リフォーム会社のちらしが1枚ひらり。

カタログの為だけにわざわざ階段を下りて郵便受けまで行ったんですよ、私。
なのにリフォームのちらしって・・・
よっぽど入館を断られてきたんでしょうか。
一所懸命、策を巡らせてIKEAなら入れると思ったんですかね。
やるせない気持ちと同時に笑が込み上げました。
今回はすっかり騙されてしまいました。次からIKEAのカタログには要注意です。

2011年1月8日土曜日

喫煙禁止

2011年1月3日からスペインではバルやレストラン、クラブなどの店内,
病院、学校の入り口、バスの停留所、子供用の公園での喫煙ができなくなりました。
スペイン人の多数は愛煙家。
非喫煙者の私はいつも肩身の狭い思いをしてきました。日本とは間逆ですね。
どのバルも目にしみるほど煙が充満して、家に帰る頃には髪の毛も服もたばこの匂いが染み付き、タバコ何本分の煙を吸い込んだのかと考えると気分が悪くなる程。
コンサート会場でもたばこが吸えていたんですよ。日本だと考えられませんね。

法令実施後、どの店内も空気が澄んでいて気持ちが良いことといったら!!
以前とはかなりの違いです。レストランはその日のメニューの香りが、バルでは淹れたてのコーヒーの香りがし、気持ちよく呼吸ができ私は大満足です。
一方、寒い中わざわざ店外に出てたばこを吸わなければいけない、外に出ている間に飲んでいたビールが片付けられた、など喫煙者は不満だらけのよう。

店内での喫煙に慣れてきた人達、長年の習慣で気付かずにタバコに火をつけてしまうようです。
日本と違うのは、喫煙をさせたお店側に罰金が掛かる事。
法令実施後、2日間で800件以上の店舗が喫煙を許したと通報があったそうです。

グラナダに並ぶモロッコ茶屋はピパ(不思議の国のアリスに出てくる芋虫がいつもくわえている水タバコ)が有名です。
ピパは果物やハーブなどを練り合わせた物でタバコの葉は使われていないそうですが、現時点ではそれも禁止。
名物がなくなり客入りが減るのではと心配の声が上がっています。

一部のバルでは店内禁煙に併せ、料金前払い形式になりました。
飲み逃げされては困りますからね。