2010年5月25日火曜日

焼きねぎを食べる


少し前になるんですが、 みゆきさんのお料理教室を紹介してくださったまきお姉さまに連れられ、カタルーニャ料理のレストランを訪れました。




張り切り過ぎて誰よりも早くお店に着いてしまった私。誰もいない店内でソワソワ。


でも、お店は光のたっぷり入る、落ち着いた雰囲気で、すぐにくつろいだ気分になりました。





その日のメンバーが揃い、さっそく赤ワインで乾杯した後はおいしい食事とおしゃべりの始まりです。





Esquixada: トマトとバカラオの冷たいサラダを前菜に。カタルーニャの代表料理です。








Escalivada de la huerta:焼き野菜のサラダ








Caracoles: エスカルゴとアリオリソース








そしてお待ちかねのカルソッツ!!まるごとネギです!!オレンジ色のロメスコソースでいただきます。


焼肉を食べるみたいに、ビニールの前掛けを装着。








ネギの緑の部分を手でワイルドに掴んでソースに浸したら、後はネギを持ち上げて下からガブリと食いつきます。


ナイフもフォークも使わないあまりの豪快さに、一瞬ためらいましたが、周囲の上品そうな奥様方もみんなガブリ!!!とやっている姿を見て、郷に入れば郷に従えという教えに習い、続けて私もガブリ!


ネギの甘さと柔らかさが優しい一品でした。


でも、かなりのボリュームにここでお腹が一杯に・・・








それでも、欲張りな私は


Rossella: パスタのパエリアを食べ、








最後はピスタチオのフランで締めました。








パスタのパエリアは、しっかりお出汁を吸ったおいしい麺とパリパリした触感が面白い一品でした。


カルソッツを楽しめるのは、ネギの柔らかい10月から4月の間だけですが、他のお料理もとってもおいしかったので是非、また行きたいと思います。


それにしても、ネギがあんなに甘くておいしいだなんて。思い出してもよだれが出ます・・・・





CASA JORGE cocina catalana


Principe de Vergara, 142-144


Tlf.: 91 411 37 27


www.casajorge.com







2010年5月23日日曜日

San Isidoro



5月15日はマドリッドの Santo(聖人)San Isidro (Isidro Labrador) の日でした。
このSanto, 実在した人らしく本名は Isidro de Merlo y Quintana と言います。



幼い息子が不注意で井戸に落ちた際、不思議な力で水位を上げて簡単に救出したり

いつも持ち歩いていた杖で、トンと突いた所から水を湧かせたり、死後もその体は朽ちずきれいなままだったなど。

San Isidroにまつわる奇跡は438もあるそうです。



中でも興味深いのがこの話。

毎日教会に祈りに通い、仕事に遅刻していたSan Isidro。

仕事仲間から妬み、嫌われないよう、数人の天使が鍬を持って他の人よりも仕事が進むように手伝ったとか。

San Isidroちょっとずるい!?




1080年生まれ、1172年11月30日没の彼92歳とあの時代に大往生。

これも天使にひいきされていたから?






San Isidro の日はErmita de San Isidro (El paseo de Quince de mayo 62 にある礼拝堂) に長蛇の列ができます。

敷地内にある井戸の水が病気や怪我を治すとか。

スペインの有名画家、GOYAの時代にはその礼拝堂の周りでRomeria (ピクニック) をするのが慣わしでした。

現在は、Romeria よりも山ほど出店される屋台で飲み食いするのが主流です。

屋台で主に売られているのは、Caramares (イカのフリット)、豚の耳、そして、Entresijos のフリット (腸間膜)

Entresijos、ホルモンが大好きな私にはたまらない一品ですが、揚げてある上に脂肪がたっぷりなので

たくさんは食べられませんでした。





この日はマドリッドの色々な場所で、コンサートやダンスなど様々なイベントが催されていました。

私は、Plaza de Callao で行われたダンスイベントと、Jardines de Sabatini でのダンスパーティー、そしてGran Via のコンサートに顔をだしました。

普段交通量の多いGran via には、青いカーペットが一面に敷かれ、移動するのにとても苦労する程賑わっていました。





印象的だったイベントは Jardines de Sabatini で行われたダンスパーティー。

Chulapos (マドリッドの伝統的な衣装)に身を包んだ人々が生演奏に合わせてサルサ、ワルツ、メレンゲからマドリッドのダンス (Choti) を踊っていました。

Jardines de Sabatini はマドリッドの王宮の裏にあるお庭。 

ライトアップされた宮殿を背に年配のカップル達が優雅に踊る姿はとってもロマンチックでした。



 

お祭りの後はゴミの山が・・・・・



2010年5月20日木曜日

Cada día te quiero más!!!





場所: Santa Engracia, 15 3º B Interior.

Metro: Alonso Martínez.



日時:19日(水)~23日(日)

    (11:00~22:00)


"Cada día te quiero más "は友人のブランドです。年に数回メルカディージョを開きます。

インドやタイを旅して見つけてきたかわいい小物、おしゃれな服がたくさんです。

ポップな服装が好きな方は是非、足を運んでみてください。

2010年5月8日土曜日

スペインの音楽2

フラメンコ文化が誇りのスペイン、
普段聞く音楽にもフラメンコの要素が含まれている物がたくさんあります。
フラメンコ調で歌うアイドル、ラッパーなど。


フラメンコは眉間にしわを寄せてかなり集中した面持ちで歌う感じなので、
何を歌っているのかと歌詞を見ると、あんまり大した事を言っていなかったりするんです。
その時に思った事、感じた事を歌にするのがフラメンコだそうで、
パーティーの場などで酔っ払った人(ほとんど男性)が
♪今日はとても良い日だった~。お酒もおいしかった~。結婚おめでとう~♪
というような感じで歌い出すこともしばしば。


今回ご紹介する曲の内容は、どうしようもない男の話。
タイトルはEl muerto vivo 直訳すると、「生きた死人」


給料をもらってその足で、飲みに出かけた男。
何日も家に帰ってこないので、死んだものとみなされてしまいます。
更に、男に良く似た死体が見つかり、人々はお葬式まで挙げてしまいます。
もちろん死んでしまったので、今までの借金もチャラ。
ところが、ある日ひょっこり、男が帰ってきました。しかも元気一杯、嬉しそうに。
男は死んだものと思い込んでいた奥さん、死人と一緒に眠るのはごめんだと男の帰宅を拒みます。


ただ、ビールを飲みに出かけていただけなのに。。。











【El muerto vivo】 Peret y Marina(Ojos de brujo)




A mi amigo Blanco Herrera

le pagaron su salario

Y sin pensarlo dos veces

se fue para malgastarlo

Una semana de juerga

y perdió el conocimiento

Como no volvió a su casa,

todos le dieron por muerto



Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

estaba tomando cañas, ¡leré! ¡leré!

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Cuchivere, cuchívere, ¡Chiveré!



Pero al cabo de unos días

de haber desaparecido

encontraron uno muerto,

a un muerto muy parecido,

le hicieron un gran velorio,

le rezaron una novena,

le perdonaron sus deudas,

y lo enterraron con pena



Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

estaba tomando cañas, ¡leré! ¡leré!

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Cuchivere, cuchívere, ¡chiveré!



Pero un día se apareció,

lleno de vida y contento,

diciéndole a todo el mundo,

se equivocaron de muerto

El lío que se formó,

eso si que es puro cuento

su mujer ya no lo quiere, ¡no!,

no quiere vivir con muertos



No estaba muerto,

estaba de parranda

No estaba muerto,

estaba de parranda

A mi amigo Blanco Herrera

le pagaron su salario

No estaba muerto,

estaba de parranda

Su mujer ya no lo quiere,

no quiere dormir con muertos



Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

estaba tomando cañas, ¡leré! ¡leré!

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Cuchivere, cuchívere, ¡chíveré!

No estaba muerto,

estaba de parranda

No estaba muerto,

estaba de parranda



A mi amigo Blanco Herrera

le pagaron su salario,

no estaba muerto,

estaba de parranda

Su mujer ya no lo quiere,

no quiere dormir con muertos

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

estaba tomando cañas, ¡leré! ¡leré!

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,

Y no estaba muerto, no, no,




2010年5月6日木曜日

Meson del champinion




お客様があったのでスペインの夜を楽しみにマッシュルームの鉄板焼きを食べに行ってきました。
地球の歩き方にも載っているこのレストラン、日本語のメニューも用意してあります。

その日も日本人のカップルがマッシュルームを堪能しに来ていました。



店員さんに材料を聞いたのですが、とってもシンプル。作り方もとっても簡単なんです。

「家ではこの味を同じように再現するのはちょっと難しいかも・・・」と言われましたが、

実はみゆきさんのお料理教室で習ったマッシュルームの鉄板焼きは限りなくレストランの味に近いんです。

さすが、通い込んで研究されただけあります。



レストラン内ではオルガンの生演奏があり、いつも和やかな雰囲気です。

一通り弾き終わると演奏者のおじさまが籠を持ってチップの回収に来ました。

音量が大きすぎて会話をするのが難しかったので、やっと終わったわ。と安心したのもつかの間、チップに機嫌を良くしたおじさま、さらに日本の歌謡曲を披露してくださいました。