2010年9月28日火曜日

堕天使



マドリッドは世界で唯一堕天使の像がある都市だそうです。
天国から追放され、悪魔になった天使の像など誰が造りたいと思ったのでしょうか。
1体はレティロ公園に、そしてもう一体はサンミゲル市場の隣 Calle Mayor の改装中のアパートの上にあります。
まさに、地に打ち付けられ翼を失う瞬間の天使の姿は不吉そのものな様な気がします。


(写真はCalle mayorにある堕天使の像)


2010年9月27日月曜日

チョコレートを食べる男の子





Calle del Pez にある老舗の服屋さんで、無表情にチョコレートを頬張る男の子を発見しました。

甘い物に夢中なんでしょう、口の周りはチョコレートでベタベタです。

このお店がオープンして約100年、この男の子はこうやって店先に立ち続けてきたそうです。

時代が変わり、流行が変わり、一体何着の洋服を着こなしてきたのでしょうか。

2010年9月23日木曜日

Cine Doré



マドリッドで一番古い映画館に行ってきました。
中に居心地の良いカフェがあるので、今回はそちらでのんびりおしゃべり。

昔から変わらない内装は、パティオからの光がたっぷり入る心地の良い造りになっています。




今流行りの3D映画、商業的な映画は上映されませんが、世界中の名作と呼ばれる作品がこちらに集まります。

日本の映画も時々上映されるそうです。

今月はAudrey Hepburn の"Funny Face"が上映されるので観に行こうと思っています。


映画に関する本や写真集などを扱う小さなショップもあるので、映画好きにはたまらない空間です。


Cine Dore

C/Santa Isabel,3 28012 Madrid


2010年9月22日水曜日

La costura スカート

友人に頼まれて秋冬用のスカートを作りました。
コーデュロイの生地なので暖かく、着心地も抜群です。
割と簡単に出来たので、今度自分にも作ってみようと思います。

スペイン人の視点

昨年の夏、友人と本屋でスペイン語文法のテキストを探していた時のこと。

年配の男性に
「日本人の方ですか」 と聞かれました。
大学の入学準備をしているのか、若い男の子を連れ、メモを片手に何かを探している様子。

「そうですが、何か」 と私達。

「実は、中国語の辞書を探しているんだけれど、どれがお勧めですか」

「?????」

理不尽な質問に私は返す言葉がなく固まり、機転を利かした友人が、

「私達は日本人ですよ」と答えなければ、いつまでも口をパクパクさせていたと思います。

スペインでは、北欧の人はロシア人、東アジア人は中国人と呼んで良し!としている人が山ほどいるので
例えば韓国の応援団の素晴らしいパフォーマンスも
『中国人の団結力のすごさは・・・』と紹介されてしまい、
中国の山奥に住む親指だけで逆立ちができるような珍芸を持つ男性も
『日本人は変わった事にばかり時間を費やす・・・』と報道されてしまうのです。

中国人経営の廻る寿司屋の店員さんは「いらっしゃいませ!!」と元気よく挨拶をしてくれますし、
スペイン人も誰が何語を喋るんだか、分からなくなっているんでしょう。

2010年9月21日火曜日

マタンサ 秋の収獲




友人からお土産にエンパナーダ(写真上)を頂きました。


エンパナーダは調理された野菜やお肉、ツナなどを小麦粉の生地に挟んで焼き上げたスペイン料理です。



友人にはサラマンカの近くの村で農牧をされているご親戚があり、私も一度遊びに行った事があります。


ガチョウの卵を使った手作りFlan(プリン写真下)は濃厚で、どのレストランも勝てない美味しさです。
自家製のハモンやブティード(チョリソなど)、そしてワインもご馳走になりましたがどれも絶品でした。








そのお宅では、年に一度親戚やご近所さんが集まり、飼っている豚をつぶしハモン、チョリソなど様々な製品を準備します。


一日の疲れを癒す為、その日のテーブルには新鮮なお肉をたっぷり使ったご馳走が並ぶそうです。


今回のエンパナーダはそのうちの一つだそうです。


実は私、普段はエンパナーダはあまり食べないのです。


バーやパナデリアにおいてある物は具が少なかったり、生地がパサパサしていたりしていてどうも好きになれないのです。


でもお土産のエンパナーダは豚のあらゆる部位が入っており具沢山で、生地に具のうまみが行き渡っていたのでとーっても美味しく頂きました。


2010年9月15日水曜日

Alohe Optica oferta de las gafas de sól

今年の夏、サングラスを買いそびれた方に嬉しいお知らせです。

雑誌ELLEでも紹介されているマドリッドの眼鏡屋さん、『Alohe Optica』 のユニークなサングラスが
30%オフで購入できます。
期間は10月15日まで。

毎シーズン変わるお店のデコレーションにも注目です。

La costura ワンピース


フリルつきの女性らしいワンピース。








2010年9月14日火曜日

La costura ワンピース

近所にある小さな布屋さんは、いつもたくさんの人で賑わっています。
セントロまで行くとユザワヤのようなお店があるのですが、
近所には布を買える店、ボタンや接着芯を売っている雑貨店と何を買うにも別の所へ行かないといけません。
雑貨屋はおばさまの溜まり場で、買い物に行く人よりもおしゃべりに来ている人の方が多いくらいです。
必要な小物のスペイン語名が分からないので、いつも説明するのが面倒ですが、毎回色々と勉強になるので面白いですよ。




2010年9月13日月曜日

La costura ワンピース




ワンピースを作りました。ちょっとレトロな雰囲気にできたかな!?
シンプルなデザインなので1日で仕上がりました。
腰のリボンは取り外しができ、ゆるめにしたり、上のほうで結んだりその日の気分で変えられます。






2010年9月11日土曜日

チキンと魚介のスパイシーご飯




真夏のプールランチに招待してくれたレベッカに教えてもらった「チキンのスパイシーご飯」。


彼女のレシピをちょっとアレンジして海老とイカも加えてみました。


おこげも味方にしてうまみたっぷりのご飯。




お宅に着くなり、ベルモットの食前酒や絶品の前菜が振舞われ、彼女のおもてなし精神は見習うところばかりです。


いつもご馳走してもらってばかりなので、今度お返しをしないと・・・

2010年9月7日火曜日

La costura 小さな足に暖かいブーツを



あっと言う間に9月。

まだまだ暑い日が続きますが、もうすぐやって来るさむーい日々に備えてフェルトで子供用ブーツを作りました。

つま先にはりんごの木の刺繍を入れてかわいく仕上げました。

2010年9月4日土曜日

Carrera de caballos



夏のお楽しみといえば、海、プール、テラサで飲むサングリアなど色々。

もう一つ私が大好きなのはCarrera de caballos (馬のレース)です。


遊び方は簡単。木でできたボールを穴に入れて持ち馬を進めるだけ。

黄色の穴は1歩、青色は2歩、赤色は3歩前進します。

子供向けのゲームですがお兄さんの実況中継も入り、大人も思わず白熱してしまいます。



ゲーム開始までは簡単にボールを入れられるのですが、

いざレースが始まると何故かうまくいかないんですよね。



1着になるとポイントカードがもらえます。

ポイントに応じて景品と交換なのですが、

スペインのちびっこに今大人気のスポンジボブは高ポイントで、

最低4回は1着にならないと手に入らない難関です。

娘にせがまれてお父さんもお母さんもかなり気合が入ります。


このゲームを見かけられた際は是非、挑戦してみてくださいね。

2010年9月3日金曜日

タコご飯とピミエントの塩

以前、ポルトガルのお土産で頂いたピミエントの塩。これを一振りするだけでどんな料理もぐんと美味しくなります。(まきさんに感謝!感謝!)先日はトマトリゾットに、今日はみゆきさんのお料理教室で習ったお気に入りのレシピ 『タコご飯』 に使いました。 久しぶりに作っタコご飯、火加減が強かったのかスープが少なめですがとっても美味しくできました。今日はアサリも入ってちょっと豪華なお昼ご飯になりました。

2010年9月2日木曜日

メニューください!

友人の滞在中、スペインに来てしばらくの間戸惑った 「ある事」 を思い出しました。

レストランやバーで席に着くなり、まず聞かれるのが「飲み物」 。
スペイン人の友人はメニューも見ずに次々と飲み物を注文し、残された私は皆の視線を浴び戸惑うばかりでした。

ビール、ワインが飲みたい日は良いのですが、アルコールの気分でない時が一番困ります。
メニューを頼むと、口頭で「ビール、コーラ、ネスティー・・・・」と始められるので最初のうちはパニックでした。
私は食事中にソフトドリンクを飲む習慣がないので、結局はお水を頼むことになるのですが。

どのレストランも同じような品揃えなので、覚えてしまえば毎回注文に考え込む事もなく便利です。
大抵Coca Cola(コーラ)、オレンジジュース、パイナップルジュース、ネスティー、水またはガス入りの水などがおいてあります。

食後の飲み物はコーヒーか紅茶、カモミールティーが一般的です。
アイスコーヒー、アイスティーはメニューにないので、温かい飲み物と氷を注文して自分で冷たくします。
アイスカフェオレなど牛乳の入ったドリンクに氷を入れて飲む習慣もないので、カフェコンレチェ(カフェオレ)と氷を頼むと戸惑われる事も。
レチェ(牛乳)は暖めたもの(レチェ カリエンテ)、冷たいもの(レチェ フリア)、中間(レチェ テンプラーダ)と選べます。

でも、やっぱりメニューを見て決めたい方は 「¿Me trae la carta?」 としっかり伝えましょう。
私のように、相手の勢いに呑まれてばかりではいけませんよね。