2011年7月8日金曜日

みんなペドロ

最近の日本は子供にユニークな名前を付けるのが流行りのようですね。
私が子供の頃は、翼くんとセーラちゃんというアニメの主人公の名前を持つ兄弟がいて、良い意味でも悪い意味でもかなり目立っていました。
皆と違う素敵な名前を付けたいという親心でしょうか。

スペインはというと・・・クラスに同じ名前が3人なんて当たり前。
変わった名前を付けるというアイデアがないんですね。
昔はキリスト教の聖人カレンダーというのがあって、例えば聖母マリアの日に生まれたらマリアと名付けるといった慣わしだったそうです。

先日6月29日は聖ペドロの日で、親子共にペドロという私の彼と彼のお父さんをお祝いするのに食事に出かけました。名前を受け継ぐというのも一般的なようです。

私の知り合いの家に招かれた時、ガラスケースにドローレス デ マリアという聖人の陶器の人形が置いてありました。
この聖人は彼女の家の聖人だそうで、代々その家の長女にはマリア ドローレスと名前を付けることになっているそうです。
ドローレスはdolor 痛み、苦悩の複数形。日本語だと苦しみのマリアになります。
なんだか波乱万丈な人生を迎えそうな名前です。

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