ビルバオからバスで1時間、サンセバスチャンに小旅行に行きました。
前日は雨が降り気温も低かったそうですが、運良く私達が訪れた日は半袖でも充分なくらい、すっきりと晴れていました。
この四角い建物は、毎年映画祭が行われるKursaal。
バス停から川沿いに真っ直ぐ歩くとここに出ました。
きれいな河。水が澄んでいるので、魚の腹がキラリと光るのが見えます。
なんとも穏やかな景色。
Kursaalの向こうに海が見えおおはしゃぎした私達。いつも海の近くで暮らしてきたので、海の無いマドリッドでは時々息が苦しくなります。
大好きな海を楽しもうと、海岸沿いの散歩道を選び歩きました。
かもめが岩場で休んでいました。丸くなってかわいい。
太ったかもめ、というと映画「かもめ食堂」を思い出します。
あの映画は最高に幸せな気分になれるので大好き。
Chillidaの作品がこんな所にも。
どんどん歩いて港に着きました。
お腹が空いてたまらなかった私達。
ピンチョス以外の物が食べたくて、食事のできそうな所を探しますが、どこもランチタイムが終わっていて休憩中。
港からLa parte Viejo 旧市街地に入ったところにあったレストランに入りました。
2階のレストランは満席だったので、1階のバーでお昼ごはん。やっぱりピンチョス。
バーの柱にあったEusukeraの表。
お会計お願いします。は Kontua, mesedez!スペイン語ではLa cuenta por favor!
全然違っておもしろい。
Parte viajaでもピンチョスを食べ。
空腹が落ち着いたところで、街を散策。こちらはサンタ・マリア教会。
こちらは有名なコンチャ湾。
サンセバスチャンは、昔王族や貴族の避暑地でした。なにもかもが優雅です。
高台に上っておしゃべり。あちこち歩くのも良いけれど、大好きな友達とのんびり海を眺めるだけで充分贅沢。
日が落ちるのを見送ってから下界に戻って、目的のレストラン探し。
私達、食べてばっかり。
夕飯は、友人Sちゃんの一押し!もしかしたら、彼女はサンセバスチャンを楽しむというより、ここに来ることしか頭になかったかもしれない・・・ピンチョスバー
ZERKOに行きました。
夜は19時30分スタートということでしたが、なかなか開かない。
シャッターは半分開いているけれど、店員さんが家族か、近所の人とおしゃべりをしてなかなか営業開始してくれません。
でも、ここはスペイン。苛々せずに時間を潰しながら待ちます。
待っている間に、TXACOLIを買おうとお土産屋さんに。スペイン白ワイン部門で金賞を取ったというTXACOLIのぶどうと他の種をブレンドした物を購入しました。
でZERKOに戻るともうお店は人の山。
席を取ったはいいけれど、注文ができない・・・。やっとバーにいた店員さんを捕まえてお皿を受け取ると、温めて食べる物は店員さんに預けて席に戻りました。
後は店員さんが呼んでくれるのを待つだけです。
金に輝くアーティチョークとフォアグラ。甘いソースが掛かっていました。
とにかく見た目がきれい。
バカラオのココチャ(あご下の肉)と赤ピーマンのピンチョス。
ウニのグラタン。
賞を取ったという変わったピンチョス。もうピンチョスの枠を超えています。
バカラオを軽く炙ってから横にあるビスケットと一緒に食べて、その後試験管に入ったソースを飲みます。正直言うと他のピンチョスの方が好きでした。
網の下に置いてある固形燃料に魚の脂が落ちるので、周りのお客さんが何事かと振り向くほど煙が立ちます。
人目を引きます部門では優勝間違いなしです。
右にちらりと見えるのは、Pedro Ximenz という甘いワインにつけたビスケットの上に、フォアグラのクリームが乗ったもの。デザートピンチョスで、夕食の締めに頂きました。
写真をあまり撮らなかったのだけど、きれいな街でした。
次は夏に1週間位のんびり海水浴に来たいものです。