2010年6月5日土曜日

Galicia, Santiago de Compostelaへの旅 ~グルメ編~

スペインの北部、Galicia (ガリシア)にある Santiago de Compostela (サンティアゴ デ コンポステラ)へ行ってきました。
雨が多く降るだけあって、どこもかしこも濃い緑色。

苔むした石垣、湿った大気、公園に植わった巨木など気持ちの落ち着くこの小さな街は、何日でも滞在したくなるような居心地の良い場所でした。

考えてみれば、マドリッドの公園も素晴らしいのですが、空気が乾燥していて、どこかよそよそしい面持ちなんです。

ガリシアの自然は日本に似ているからか、温かく歓迎されているようでした。



さて、Galiciaは食事がおいしい事で有名です。

海に面した地域なので、魚介類が安く新鮮です。

Marisco (貝やカニなど)の盛り合わせ2人分を頼んだところ食べきれるのか疑問に思う位の量が出てきました。




Vieira(ホタテ) はトマトソースのパン粉焼きで、エビは鉄板焼き、(Mejillon) ムール貝と(Cangrejo) カニは蒸した状態で出てきました。

カニは、小振りの物、大振りの物と2種類出てきました。(名前を聞くのを忘れたなぁ・・・)

小振りの方はいまいちだったんですが、大振りの方は身もしっかりしていてお味噌もたっぷり!!

美味しくて食べるのに集中してしまいました。

日本では、カニの甲羅にお酒を入れて食べますよね。

こちらでは白ワインを少量加えて頂くのが主流だそうです。

白ワインのフルーティーな香りでカニ味噌もサラッと頂けました。



魚介の他にも、上質な草を食べた牛のチーズ、もちろん牛肉、豚肉そしてお野菜、ガリシアは美食の宝庫です。

続いては、ガリシアの郷土料理。

Caldo Gallego(カルド ガジェゴ)じゃがいもとグレロスというガリシアのキャベツを使った優しい味のスープ。その日は少し涼しかったので、温かいスープがありがたかったです。

ガリシアのパンも柔らかく、しっとりしておいしい!!
 



Tetita(テティタ)その名もおっぱい、山型のチーズです。





クリーミーでミルクの味がしっかり出たチーズで、クセがないのでチーズ初心者の方でも楽しめます。

お店やバーで出されたチーズの切り口が、山型の物と平たい物があったのでCamarero (ウェイター)に違いを訊ねました。

どちらも同じチーズだけれど、平たい物の方が熟成がうまく進み更にクリーミーだそうで、ほとんどのレストランではおいしい方の平たいチーズを出すんだとか。

買った後、冷蔵庫でしばらく寝かせるだけでうまく熟すようです。

更に、冬に出荷されるチーズは夏の青々と茂った柔らかい草を食べたミルクを使うので夏のチーズよりおいしいそうです。

そういえば、フランスのチーズはいつの時期のミルクを使用したか、何ヶ月熟成されたか全て表記されていますよね。

スペインもそうあって欲しいなぁ。


 

 
メインは Lacon con Grelos (ラコン コン グレロス)じゃがいもと、ガリシアキャベツのグレロス、豚肉とチョリソを柔らかく煮込んだ料理を。オリーブオイルを少量かけて頂くと更においしい。



最後はTarta de Santiago (タルタデサンティアゴ) アーモンドプードルを使ったしっとりしたケーキとコーヒーで締めました。お水が良いのでしょうか、コーヒーまで美味で食事には大大満足でした。






日本ではなかなかない光景ですが、こちらのレストランは道路に面したショーケースでその日の食材を見せます。豪快ですよね。



スペインの強い太陽光が入るので食材が傷まないのか心配ですが、一応冷蔵管理されているようです。








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