昨年の夏、友人と本屋でスペイン語文法のテキストを探していた時のこと。
年配の男性に
「日本人の方ですか」 と聞かれました。
大学の入学準備をしているのか、若い男の子を連れ、メモを片手に何かを探している様子。
「そうですが、何か」 と私達。
「実は、中国語の辞書を探しているんだけれど、どれがお勧めですか」
「?????」
理不尽な質問に私は返す言葉がなく固まり、機転を利かした友人が、
「私達は日本人ですよ」と答えなければ、いつまでも口をパクパクさせていたと思います。
スペインでは、北欧の人はロシア人、東アジア人は中国人と呼んで良し!としている人が山ほどいるので
例えば韓国の応援団の素晴らしいパフォーマンスも
『中国人の団結力のすごさは・・・』と紹介されてしまい、
中国の山奥に住む親指だけで逆立ちができるような珍芸を持つ男性も
『日本人は変わった事にばかり時間を費やす・・・』と報道されてしまうのです。
中国人経営の廻る寿司屋の店員さんは「いらっしゃいませ!!」と元気よく挨拶をしてくれますし、
スペイン人も誰が何語を喋るんだか、分からなくなっているんでしょう。
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