スペインのアパートはどんなに古い建物でもオートロック式で、インターホンで住人に頼まないと建物に入れないようになっています。
ポストも建物内にある為、住人の誰かが呼び入れない限り郵便屋さんも入れません。
管理人がいる所は問題ないと思いますが、家のようにいない場合は
郵便屋さんや、ガス、水道会社の点検員さんが手当たり次第部屋番号を押すので、たまたま家に居合わせた人が建物のドアを開けます。
インターホンを取るのが遅いと、受話器の向こうですでに他の住人と係員さんが話していたり、諦めがつかないのか何度もブザーを鳴らされたりします。(配達は1度で終わらせたいですから)
たまにセールスも来ます。
うっかり建物に招き入れてしまうと上階から下階まで全室に挨拶にやって何度断ってもしぶとく商品の話をしに来るのでちょっと迷惑・・・
住民全員の暗黙の了解でセールスやピザ、中華の宅配の広告配布などは大概断っています。(外に広告を入れるポストがちゃんとあります)
ところが、広告にも関わらず快くドアを開きたくなってしまうのが、IKEAのカタログ。
そんな住民の心の内はすっかり読まれているようです。
夕方、「IKEAのカタログです、入っても良いですか」と丁寧に言われたので、
「そりゃもちろん」とドアを開けました。
カタログ配布のCMやってなかったけど、ちょうど探しているものがあるしラッキー☆と思いながら用事を済ませ、
しばらくしてうきうきしながら郵便受けを開けると、リフォーム会社のちらしが1枚ひらり。
カタログの為だけにわざわざ階段を下りて郵便受けまで行ったんですよ、私。
なのにリフォームのちらしって・・・
よっぽど入館を断られてきたんでしょうか。
一所懸命、策を巡らせてIKEAなら入れると思ったんですかね。
やるせない気持ちと同時に笑が込み上げました。
今回はすっかり騙されてしまいました。次からIKEAのカタログには要注意です。
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