2010年6月30日水曜日

La Huelga ストライキ

スペインでは日本では考えられない位、頻繁に Huelga (ストライキ) が行われます。
大学の語学コースに通っていた時も、来週はストライキがあるので授業はありません。と言われたり、
テレビ局のストライキで普段見ている番組がキャンセルされたり。


迷惑だったのは、空港の管制塔のストライキ。
夜遅く、いつ動くか判らない飛行機をずーっと待ち続けるのはかなりの苦痛でした。


今回はその上をゆくストライキが。
Madrid 市民の足であるMetro が全く動かない!!
朝から大混乱が起こり、道路はタクシーや
普段では考えられない数の人が詰まったバスでごった返しました。
通常、1時間に何本かは運行されるのですが、
今回はMetroの従業員側も賭けに出たのか全面閉鎖でした。


インタビューに答えたおばさまも "Que es una mierda!" 
お兄さんも”Es una putada"
とコメントしています。
今の従業員を全員解雇して、失業中の人間を雇えばいいなど厳しい意見も。






2010年6月27日日曜日

マドリッドにロンドンがやってきた!


Gran Vía 周辺を歩いていると、ロンドン名物の ”赤い電話ボックス” が通りを占領しているのを見つけました。
BEEFETERの宣伝イベントで、ロンドンに無料で電話を掛けられるとか。

と、突如私達の近くの電話が鳴り出し、思わず受話器を取ると・・



「テムズ川の隣にある観覧車の名前は?」 とクイズを出されました。



去年ロンドンに遊びに行った私達は、



「ロンドンアイ!!!」 と即答。



これもイベントの一環だったようで、正解した私達はMOMA(マドリッドのクラブ)のパーティー招待券をプレゼントされました。

他にも、ロンドン週末旅行、イギリスでの会社研修や語学学校研修などが賞品として用意されていました。




こういう参加型のイベントは日本でも受けるのでしょうか?

ちなみに、私達は ”ロンドン旅行” を当てたくて、炎天下の元何度もクイズに挑戦しました。

結果は・・・大量のMOMA招待券が手に入っただけ。残念。

2010年6月21日月曜日

Galicia, Santiago de Compostelaへの旅 ~町並み編~

Galicia の旅の続きです。
Santiago de Compostela は813年に聖ヤコブの墓が発見されて以降、

エルサレム、ローマに並ぶキリスト教の聖地として知られるようになりました。(1985年に世界遺産に登録)




朝ごはんをしっかり食べたら、さぁ出発!! 

先日お話した ”テティタチーズ” もしっかり朝食に出されていました。




ホテルの隣の公園を抜けると、小さな小さな礼拝堂がありました。


白壁の古い家が並ぶ、石畳の道を進みます。


Vieira(ホタテ貝)のマークを発見!

巡礼者はこのホタテ貝の印を道しるべに旅をします。



こんな緑の豊かな場所に住めるとは、なんて贅沢。






壁に囲まれた旧市街に入ると更に道が細くなり、まるで迷路のよう。



巡礼者が持って歩く貝殻付きの杖を見つけました。

1日に十時間以上歩く事もあるらしく、杖は必須だそうです。

水筒代わりのひょうたんも付いています。




La Plaza de Obradoiro に入るとLa catedral (大聖堂)が姿を現しました。

ここにSantiago(聖ヤコブ)の亡骸が納められています。

巡礼者はこの大聖堂を目指して旅をします。

この日もたくさんの巡礼者が、大聖堂を前に記念写真を撮っていました。



大聖堂の中には聖ヤコブの像が彫られた石柱があります。

石柱には、長年に渡り巡礼者たちが祈りを捧げる為に触れた ”5本の指の跡” があるそうです。

どれだけの人がこの地に訪れたのか想像するだけで気が遠くなります。

残念ながら現在は修復中で、ビニールで覆われていたので指の跡は見る事ができませんでした。





(La catedral)

荘厳な建物に歴史の重みを感じます。

Hostal de los Reyes Catolicos は、大聖堂の真隣にあるパラドール(お城や、修道院などを改装したスペイン国営ホテル)です。

建物を太い鎖が囲んでいますが、これは王族が訪れた印なのだとか。

入り口には、アダムとエバ、12使徒などたくさんの彫刻が施されています。

思わず時間を忘れて見入ってしまいました。




(Hotel de los Reyes Catolico)



大聖堂の西側に廻ると Plaza de las Platerías に着きます。

かつて銀細工の工房やお店が隣接していた事から、Plaza de las Platerías (銀細工広場)と名づけられました。

中央にある噴水 Fuente de los caballos は1829年に造られた物だそうです。



(Plaza de las Platerías)


大聖堂の東側、Puerta de la Azabacheria.



2010年6月13日日曜日

スペインの音楽3 PAPA TOPO ~ OSO PANDA~

スペイン音楽、フラメンコだけでは終わりません。
日本の80年代ポップを彷彿させる楽曲と、着ぐるみパンダの映像がかわいい一曲です。


"Oso panda Oso panda. Dime por donde andas, por favor."


パンダ、パンダ、教えてどこにいるの。
と言っているのが、どうしても「おっさんパンダ、おっさんパンダ」と聞こえてしまいます。












Oso panda, oso panda

dime por donde andas

dime por donde andas

por favor.



He salido a merendar

por la selva tropical

con mi amigo el puercoespín

y ahora donde estás.



Oso panda, oso panda

dime por donde andas

dime por donde andas

por favor.



Ha empezado a llover

sigue sin aparecer

hay Dios que va a ser de mí

si no vuelve el puercoespín.



Oso panda, oso panda

dime por donde andas

dime por donde andas

por favor.



Empiezo a pensar

que no te veré jamás

en la lluvia moriré

es que yo no se que hacer



x2

Oso panda, oso panda

yo no quiero morir solo

el estado me espesura

esta vida es muy dura.



x2

Oso panda, oso panda {Oso panda, oso panda}

dime por donde andas {yo no quiero morir solo}

dime por donde andas

por favor.

{esta vida es muy dura}

2010年6月11日金曜日

Feria del Libro ~レティロ公園の本市~


Feria del Libroは毎年5月末から6月中旬までマドリッドのレティロ公園で行われている本市です。
何百もの露店が並び、それぞれ子供向けの絵本、世界のマンガ、科学、料理、旅行本など取り扱われる分野も様々です。



 マドリッドに点在する小さな本屋さんが自分達の店の特徴を宣伝する良い機会にもなりますし、
日替わりで人気の本の著者が店頭に立つので、直接話しをしたり、サインや握手をしてもらったりする事もできます。




それだけでなく、子供向けのワークショップなども用意されていてるので子供もしっかり楽しめるイベントになっています。

気になる本をたくさん見つけて、所持金が足りなくなっても大丈夫。

しっかり銀行の出張ATMも用意されていました。


 
その他移動アイスクリーム屋さんやバーなどもあるので、レティロ公園を散歩がてらに寄ってみるのも楽しいと思います。

今年は6月13日(日)まで開催。


 










2010年6月8日火曜日

El color de España ~赤、オレンジ~

さくらんぼの赤



バラの赤


トラックの赤



夕日のオレンジ

2010年6月5日土曜日

Galicia, Santiago de Compostelaへの旅 ~グルメ編~

スペインの北部、Galicia (ガリシア)にある Santiago de Compostela (サンティアゴ デ コンポステラ)へ行ってきました。
雨が多く降るだけあって、どこもかしこも濃い緑色。

苔むした石垣、湿った大気、公園に植わった巨木など気持ちの落ち着くこの小さな街は、何日でも滞在したくなるような居心地の良い場所でした。

考えてみれば、マドリッドの公園も素晴らしいのですが、空気が乾燥していて、どこかよそよそしい面持ちなんです。

ガリシアの自然は日本に似ているからか、温かく歓迎されているようでした。



さて、Galiciaは食事がおいしい事で有名です。

海に面した地域なので、魚介類が安く新鮮です。

Marisco (貝やカニなど)の盛り合わせ2人分を頼んだところ食べきれるのか疑問に思う位の量が出てきました。




Vieira(ホタテ) はトマトソースのパン粉焼きで、エビは鉄板焼き、(Mejillon) ムール貝と(Cangrejo) カニは蒸した状態で出てきました。

カニは、小振りの物、大振りの物と2種類出てきました。(名前を聞くのを忘れたなぁ・・・)

小振りの方はいまいちだったんですが、大振りの方は身もしっかりしていてお味噌もたっぷり!!

美味しくて食べるのに集中してしまいました。

日本では、カニの甲羅にお酒を入れて食べますよね。

こちらでは白ワインを少量加えて頂くのが主流だそうです。

白ワインのフルーティーな香りでカニ味噌もサラッと頂けました。



魚介の他にも、上質な草を食べた牛のチーズ、もちろん牛肉、豚肉そしてお野菜、ガリシアは美食の宝庫です。

続いては、ガリシアの郷土料理。

Caldo Gallego(カルド ガジェゴ)じゃがいもとグレロスというガリシアのキャベツを使った優しい味のスープ。その日は少し涼しかったので、温かいスープがありがたかったです。

ガリシアのパンも柔らかく、しっとりしておいしい!!
 



Tetita(テティタ)その名もおっぱい、山型のチーズです。





クリーミーでミルクの味がしっかり出たチーズで、クセがないのでチーズ初心者の方でも楽しめます。

お店やバーで出されたチーズの切り口が、山型の物と平たい物があったのでCamarero (ウェイター)に違いを訊ねました。

どちらも同じチーズだけれど、平たい物の方が熟成がうまく進み更にクリーミーだそうで、ほとんどのレストランではおいしい方の平たいチーズを出すんだとか。

買った後、冷蔵庫でしばらく寝かせるだけでうまく熟すようです。

更に、冬に出荷されるチーズは夏の青々と茂った柔らかい草を食べたミルクを使うので夏のチーズよりおいしいそうです。

そういえば、フランスのチーズはいつの時期のミルクを使用したか、何ヶ月熟成されたか全て表記されていますよね。

スペインもそうあって欲しいなぁ。


 

 
メインは Lacon con Grelos (ラコン コン グレロス)じゃがいもと、ガリシアキャベツのグレロス、豚肉とチョリソを柔らかく煮込んだ料理を。オリーブオイルを少量かけて頂くと更においしい。



最後はTarta de Santiago (タルタデサンティアゴ) アーモンドプードルを使ったしっとりしたケーキとコーヒーで締めました。お水が良いのでしょうか、コーヒーまで美味で食事には大大満足でした。






日本ではなかなかない光景ですが、こちらのレストランは道路に面したショーケースでその日の食材を見せます。豪快ですよね。



スペインの強い太陽光が入るので食材が傷まないのか心配ですが、一応冷蔵管理されているようです。








2010年6月2日水曜日

ALOHE OPTICA ~マドリッドで今一番おしゃれな眼鏡屋さん~






友人のOptica (眼鏡屋さん)、その名も ALOHE OPTICA の商品が今月号のELLEに掲載されました。
どこでも手に入るRay-ban や有名ブランドの商品ではなく、
フランスイタリアに出向いて選びに選んだユニークで上質、そしてエッジの効いたおしゃれな眼鏡やサングラスを取り扱うお店です。


街ですれ違った人とお揃いの眼鏡で気まずい思いをしたくない方、誰よりもおしゃれでいたい方、
そして自分だけのお気に入りの一品を見つけたい方は是非、ALOHE OPTICA を覗いてみて下さい。


http://www.aloheoptica.com/