2010年3月4日木曜日

スペインのお米料理







バレンシア料理、Paella(パエーリャ又はパエージャ)は有名ですよね。日本のように白米を楽しむ感覚はありませんが、スペイン人もお米が大好き!!Paella以外にもたくさんのお米料理があります。






ちなみに、白ご飯は病人の食べ物と言われてしまいました。


スペインで一般に売られているお米は日本米と似ていて、しっかりお水に漬けてから炊くとおいしく食べられます。冷めたり、冷凍してしまうと味はかなり落ちてしまうので、毎回食べる分だけ炊くようにしています。


ちなみに、家ではSOSを使っています。先日、小麦粉でできた偽物のお米を発見しました。Paella用らしく、短時間で調理ができるとか。





スペインのお米料理、ほんの一部をご紹介します。写真上から・・・





Arroz de bogavantes(ロブスターのスープご飯)


とろりとしたオレンジ色のスープにロブスターのみそを溶かして食べます。時間が経つごとにご飯がダシを吸ってうまみが増します。


もちろん、ロブスターの身も残さず食します。





Arroz Negro(イカ墨のPaella) カリカリになった鍋の底をこそげながら食べるのが美味しい真っ黒のご飯です。アリオリソースと一緒に食べると美味しさ倍増です。





Arroz con caracoles y conejo (カタツムリとうさぎのPaella) うさぎのうまみが凝縮されたお米料理。アーティチョークも入って優しい味です。カタツムリを殻から出す作業もまた楽しいですよ。





他にも、タコのPaella、野菜のPaellaなどたくさんの種類があるんです。


スペインに遊びに来たくなったでしょう?





レストランのテーブルには、時々ナイフ、スプーン、そしてもうひとつ見慣れないカトラリーが並べられます。


日本で言うと、イチゴスプーンのような物で、フォークに水かきが付いたような形をしています。実はPaellaを食べる際、お米がフォークの隙間から落ちてしまわないように工夫された物なんです。これさえあれば、他のカトラリーを汚さずにPaellaを楽しめるわけです。





本場バレンシアでは、Paellaは取り分けずパエリアパンから直接食べます。ちょっとお行儀が悪い気がしますが、気にせず本場の流儀に従いましょう。





スペイン人の感覚ではお米料理はおかずです。関西人がお好み焼きとご飯を食べるようにこちらではPaellaをおかずにパンを食べます。日本人が白ご飯がないと食事をした気分にならないように、スペイン人は毎回の食事でパンを食べないと気が済まないようです。


仕事で疲れて帰ってきたお父さんが、夕食用のパンが残っていないのを見て


「パン無しにどうやって食事をするんだ!!」 


と激怒したというのは、友人の間でもよく聞く話です。








マドリッド郊外になりますが、AlucheにあるRestaurante AylnaeldaではいつもおいしいArroz de bogavantes を楽しめます。お米料理以外も美味しいので、是非足を運んでみて下さい。





Restaurante Aylnaelda


Calle de Los Yébenes 38


917 101 051


www.aylnaelda.com

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