2012年1月30日月曜日

スペインの発明

愛国心たっぷりのスペイン人。先日、スペイン人が発明した物について話題があがりました。
みんな大好きチュッパチャップス。日本でも有名ですよね。
これ、スペイン発って知っていました?しかも、ロゴのデザインはかの有名なスペインアーティスト、ダリ。
潜水艦、フッボリン(テーブルサッカー)もスペイン発。

そして、スペイン主婦の味方フレゴナ(モップ)も。

こちらでは掃除機をかけた後、フレゴナで床を磨きます。
磨きたての床にどこからともなく落ちてくる埃、止めても歩いてしまうネコの足跡、やるせない・・・

家は土足で上がるので、フレゴナをかける度に水が真っ黒になります。
ぞうきんがけをする時のようにしゃがまなくて済むし、手が濡れることもなくとっても便利です。

Crema de puerros ネギのクリームスープ

マドリッドも寒い日が続いています。
冬でも日差しは強いので、ひなたにいると春のよう。

それでも、体の芯まで温まりたい日は食卓にスープが欠かせません。
Puerroはネギ。太くて固めのネギです。
クリームスープを作るのに欠かせないのはバティドール。バーミキサーです。
スペイン家庭ではよく出番のある調理器具です。



材料: ネギ 5本

     玉葱 1/4個

     ジャガイモ小 1個

     水 適量

     牛乳 適量

     オリーブオイル 適量

     塩コショウ 適量


玉葱とネギを千切りにします。

深めの鍋にオリーブオイルをしいて玉葱をきつね色になるまで炒めます。

次に千切りにしたネギも入れ一緒に炒めます。

ジャガイモの皮を剥き小さめにカットしたら、鍋の材料と絡めあわせます。

材料が被るまで水を入れ30分煮込みます。


ジャガイモに火が通ったら、バーミックスで材料の形がなくなるまで潰します。

ここで、好みの重たさになるように牛乳を入れ、塩コショウで味を調えたら出来上がり。

沸騰させるとスープが跳ねるので中火で調理してくださいね。


2012年1月29日日曜日

日曜はRosquillas日和

家族の絆が強いスペインらしく、週末は彼の両親の家で一家大集合することがよくあります。
お昼を食べて、昼寝をしてのんびり過ごすだけなのですが、今年から料理や手芸を教え合うことになりました。
初回はRosquillas教室。スペインのドーナツを作りました。


材料を混ぜて、成形したらオリーブオイルで揚げるだけ。
スペイン人の大好きなアニスとレモンが香るドーナツの出来上がり!!


山盛り作ったけれど、次の日の朝にはすっかり無くなっていました。



2012年1月26日木曜日

70年代の宝箱

近所に住んでいる友達が急に家にやってきました。
ドアを開けると本を山ほどかかえています。
「これ、おばあちゃんの持ち物だったんだけど、家の掃除をしていたら出てきたからプレゼント」
と大量の本を渡されました。



もらったのはなんと、裁縫から陶芸まで色々載った百科事典でした。
手芸好きの私には最高のプレゼント!!!しかも写真がかっこいい!
昔、家にもこういう本があって子供の頃、おいしそうな西洋のお料理やきれいな刺繍を眺めては想像を膨らませていました。



チューリップハットの型紙があったので作ってみることに。

お友達のおこちゃまにプレゼントしました。迷惑でなければいいけど・・・


2012年1月25日水曜日

Café costura マドリッドの裁縫カフェ



1月の頭から型紙と裁縫の教室に通っています。

いつも型紙を買って服を作るのですが、自分でオリジナルができたらいいなーと思って。


以前からお値段が手頃なクラスを探していて、年末に偶然見つけたのがこちら。

ミシンの貸出しから刺繍、編み物教室、寿司教室まであります。

私はCostura y patronajeの授業。毎回新しい型紙を3種類習って、最後の授業で好きな物を形にします。


おしゃべりな主婦トリオと学生さん達と授業を受けています。

先生のパブロくんも毎回分かるまで説明してくれる親切ぶり。主婦トリオはおしゃべりに夢中であまり話しを聞かないので、パブロくんは2度、3度同じ説明をさせられています。


こういうまとまりの無さがスペインらしさなのです。



Calle San Pedro, 7

2012年1月23日月曜日

スペインの電圧とプラグのこと

初めてスペインに遊びに来る妹に聞かれたので今回は電圧とプラグのことを書き留めます。
スペインの電圧は220V周波数は50Hz。プラグはCタイプです。

日本の電化製品でも、カメラやPCなど100V~240V 50/80Hzと表記のある物は変圧器無しで使えます。
オーストラリアに居た頃の話ですが、海外で使えると書いてあるドライヤーを物を使用して火が吹きました。スペインではどうなのでしょうか。

電圧の合わない物をコンセントに差すと、一瞬にして壊れてしまうので気をつけてください。
私はスペインで日本製のハードディスクを駄目にしました。
これもやっぱり火花が散って・・・持ってきた音楽、写真が煙と一緒に天に昇っていきました。
変圧器が必要だったんですね。




これがスペインのコンセント。差込口が丸いのが特徴です。




プラグはこんな感じ。大きいのはパソコンので、右の小さいのは卓上ランプのプラグです。



Cタイプのプラグ。日本から持ってきた物はこれに差して使います。


それでは、良い旅を!!!Buen viaje!!!

2012年1月20日金曜日

今日のこと

昨晩は、サッカーのレアルマドリッドV.Sバルセロナ戦を見に彼の友達が家に来ました。
男ばかり6人集まってビールとピザで盛り上がっていましたよ。

今日は午前中その後片付けをして終わりました。
家は土足なので汚い足跡がたくさん付いてる床をモップでゴシゴシやります。かなり汗をかくので良い運動になっているのではないかな。


午後は家に篭ってずーっと縫い物をしました。
試作のコースター。ちくちく刺繍をするのが楽しい。


お友達に頼まれていたコースターと敷物。写真はごく一部なんです。
やっと終わりそう。遅くなってすみません。



2012年1月17日火曜日

ツナ缶でピンクッション

ずーっと必要だなと思っていたんです。ピンクッション。
ネットで作り方を見ていて簡単そうだったのでやってみることに。




多分10分もかからずに出来ました。
缶の部分を布やレースで覆っても良いのですが、この缶がかわいいのでそのままにしました。



色やイラストがかわいいでしょう?そう思うのは私だけかな?

2012年1月16日月曜日

スペイン音楽 Russian Red - The Sun, The Trees




最近お気に入りのスペインのアーティストRussian Redです。
スペイン人なのに英語で歌っています。

韓国料理で新年会

お友達のCちゃんお勧め、韓国料理店Tulipanにて新年会を開きました。
同じ年代の友達4人のこじんまりとした会でしたが、おいしいものをたくさん共有して楽しい時間を過ごしました。
さすが、いつも韓国の人でいっぱいというお店だけあってお料理も本格的です。
お店に着いた時にはすでに、小皿料理がテーブルいっぱいに並べてありました。
念願のゴマの葉のキムチを食べられて感激!!





時々ものすごく辛い物があって汗をかきながら食べました。
しばらくすると熱々のチヂミが来ました。いつも行く韓国料理店にはないメニューなのでまたまた感激。



そして、トッポキ。オアゲや野菜もたくさん入っていました。
もちもちのトッポキと辛いソースが最高!
写真にはありませんが、トッポキの後にカルビの焼肉も登場しました。



お腹がふくれてきたかなぁと思っていたら、更に白ご飯とスープが来ました。
ボリュームたっぷりのメニューです。




これで一人20ユーロ。プラス飲み物代。

素晴らしいパフォーマンスです。2012年おいしいスタートを切ることができました。

Cちゃんありがとう!!!


Restaurante Tulipan

Calle Virgen de la Fuencisla,2

Tel.914 04 10 54

2012年1月13日金曜日

La costura 手作り

2012年初の手作り!!コーデュロイのポケット付きワンピース。

裁縫を始めてから、辛抱強くなった気がします。
1つ1つの作業をきちんと仕上げないと、どれだけ時間を掛けて作った物もきれいに仕上がらないのです。
きっと昔の私を知っている人(特に家族)には想像もつかないと思いますが・・・。

2012年1月11日水曜日

隣の朝ご飯!

朝ご飯はしっかり食べるようにと子供の頃から言われて育ちました。
お気に入りの朝食はトースト、ベーコン、目玉焼き、シャウエッセンのソーセージ。
朝からケーキを食べるのも好きだったし、菓子パンも3つくらい平らげていました。

私の知るスペイン人は、あまり朝食を食べません。
全く食べないのではなくて、コーヒーとパン。という風に量がものすごく少ないんです。
私の彼も同じく。軽い朝食しか取らないので、いつの間にか私も朝からフライパンを出すことがなくなりました。

今までずっと朝ご飯の時間が大好きだったので、週末の時間のある時はできる限りきちんと座って朝ご飯を食べることにしています。

それでは、一気に休日の朝ご飯をご紹介しまーす。





Jamon york と Cabeza de jabaliのサンドイッチ。Cabeza de Jabali(猪の頭)と呼ばれるゼラチン寄せのようなもの。豚の頭の部分を使ってあります。耳とか、鼻とかが入ってるのかな?
バターの代わりにオリーブオイルを塗ってヘルシーに。




お土産に頂いたポルトガルのお菓子。


GoyaにあるカフェテリアKamaraのチーズケーキ。




Torrijas、フレンチトーストのもっとおいしいバージョン。友達のお母さんに教えてもらったレシピで。



前日のパンを好みの厚さに切る。鍋に牛乳とシナモン、砂糖を少量入れて温める。

砂糖が溶けたらレモン汁を少し加える。温かい牛乳にパンを浸す。

中心までしっかり牛乳に浸かったパンを溶き卵で絡めて、少量のオリーブオイルで揚げるだけ。

揚げたてに蜂蜜や、砂糖、シナモンをかける。

ちょっとレモンを利かせるのが秘訣。オレンジでもいいかも。


Sちゃんがカナダから持ってきてくれたメープルシロップをかけて食べたら最高においしい。






Pa amb tomaquet と生ハム。パンを焼き、半分に切ったニンニクを塗りつけ、摩り下ろしたトマトを塗ったらオリーブオイルを垂らし生ハムを載せるだけ。




次の週末が楽しみです。




オマケ: お隣さんは何を食べてるのかなぁ。と偵察しているうちの猫。

2012年1月9日月曜日

牛テールの煮込み

最近マンネリ化してきた家のメニューを改善しようと、圧力鍋を出してきました。

「スペイン料理は煮込み料理が多いので、圧力鍋を味方にすると向かうところ敵なし!」
とみゆきさんのお料理教室でも聞いていたのですが、爆発したらどうしよう・・・と想像するとなかなか思い切れず。

更に家にあるFagorの鍋は蓋のゴムが古くなっていて、圧が掛かる頃には「シュッシュッ」と大きな音を立てるので、恐ろしくて一人では使えず。
今までは豆料理や煮込みの日は彼が料理担当でした。

先日Ferreteria(金物屋さん)に行き、遂に蓋のゴムを交換してもらいました。
蒸気漏れのテストも兼ねて何か作ってみることに。しかも一人で!!

メニューはLabo de Toro(牛テールの煮込み)に決定。
近所においしいレストランがあって、そこの牛テール煮込みが大好きなんです。
11月に遊びに来てくれたSちゃんも大満足してくれたこのレストランの味をいざ再現!!!




にんにく、玉葱、トマト、ピーマン、にんじんを切り刻んでお鍋に全材料を入れたらしばらく炒めて、ワインを入れて煮込むだけ。
圧が掛かったので火力を落してしばらくすると、圧力ピンも下がっているではないですか!ここからネットで色んな例を調べ・・・少し火力を上げることにしました。

この間も爆発したりしないか緊張しっぱなし、ドアの隙間から様子を見ながら40分煮込んで出来上がったのがこちら!!



レストランのソースは多分白ワイン使用ですが、今回は余っていたので赤ワインを使用。
自分で言います。おいしかった!!!

2012年1月8日日曜日

お買い上げ!!

友達にスペインタイルの表札を買いに行ったついでに、店内を物色。
素敵な陶器を見つけました。しかも安かったのでお買い上げ!!


小物入れのようですが、食卓にあってもいいかな。





これはモロッコの大皿。飾り皿だけど、サラダとか載せるくらいだったら使えそう。
今回は他国の陶器だけれど、スペインの陶器ってかわいくて安い物がたくさんあって、見ているだけで楽しいですよ。

スペイン人の友達には、昔ながらのスペイン食器は古臭いといわれますが、日本人の私から見ればポップな色や大柄使いは断然かわいいのです。

"Cántaro ceramica española"

Calle flor baja, 8

Madrid

2012年1月6日金曜日

El día de los Reyes Magos

クリスマス、お正月が過ぎ・・・昨年末から続くイベントも最後を迎えました。


1月6日は東方の3賢者の日。スペインの祝日です。
日本の年中行事が仏教、神道に深く関わっているのと同じで、カトリック教国のスペインの様々な行事も宗教に基づいた物がほとんどです。

東方の3賢者の日とは、キリストの誕生を聞きつけた東方の王様3人がそれぞれ贈り物を持ってベツレヘムを訪れる日のこと。


この日は各地でCabalgata、3人の賢者メルキオール、バルタザール、カスパールが街を練り歩いて子供達に挨拶をするパレードがあります。

                    (賢者は1番後ろに乗っています)






                      (これは馬屋で生まれたキリスト)


このパレードでは、賢者やお付の人が観客に飴を投げてくれるので、子供達にとっては逃せないイベントです。
1つでもたくさん取ろうと傘を持参している人も見られました。



もちろん、逆さにした傘で飴を受けるという作戦です。






                         (キャラクターのキャラバンもありました)


皆が寝静まった頃、賢者達は各家を廻って贈り物を置いて行きます。
子供達はクッキーやミルクを置いて長旅の疲れを労います。


サンタクロースは1人ですから、贈り物は1人当たり1つですが、賢者は3人いるのでプレゼントもたくさんお願いできるのです。

スペインの子供達はラッキーですね。

2012年1月5日木曜日

クリスマス、お正月、そして・・・

彼の一家全員でさむーいマドリッドを抜け出して、お正月はグランカナリア島で過ごしました。


真冬の服装で出かけた私達を待っていたのは、暖かい気候。

プール付きの部屋に通してもらいましたが、水に飛び込むには寒く、張り切って持って行った水着もほとんど出番無しでした。





カナリア諸島はモロッコの西側にあるスペイン領の島々。
イベリア半島よりマイナス1時間の時差があります。
このたった1時間の差がカウントダウンを巡る大問題になるとは・・・。

スペインの習慣で、新年を迎える際にソル広場にある時計の鐘に合わせてぶどうを12粒食べます。
このぶどうをイベリア半島時間で食べるか、カナリア時間で食べるかで争論になったのです。

ホテルが開催する、カナリア時間0時にぶどうを食べるイベントがあるのに、彼のお母さんは23時のイベリア半島時間に食べたいと言い、他の人は23時に乾杯をして、0時にぶどうを食べたいと言い張り。
正直どうでも良い言い争いを私は聞き流しながら一人黙々と夕飯を食べたのでした。

結局、お母さんの主張通りホテルの部屋に集まり23時にスペイン国営のテレビでカウントダウンを見ながらぶどうを食べることになりました。
その12粒を食べきらないと、年が始まらないというか、運が悪いというか・・・縁担ぎにはとことんこだわる彼の家族。デザートにぶどうを注文し、きれいに皮を剥き、種を取り除き、しっかり準備してらっしゃいました。



これがTVEスペイン国営テレビのソル広場からのカウントダウン生中継。


最後の鐘が鳴り終ったら、お祭り騒ぎの始まりです。
スペイン定番のお祭りセット。帽子や鼻眼鏡、紙ふぶきや鳴り物が入っています。
新年パーティーは朝方まで続きました。


そして、翌日は風の穏やかなビーチへ車で移動し、一日砂浜で寝転がりました。

お昼ご飯はパエリアとパパスアルーガス(しわしわの芋、カナリアの名物です)を食べました。





水は冷たかたけれど、さすがアフリカ大陸のすぐ隣。日差しはかなり強く6月並みに暑かったです。



これはホテル近くのMaspalomas。ずーっと続く砂漠に突然現れる湖がきれいでした。

カナリアのもう一つの楽しみは免税品。物によるらしいのですが、たばこや化粧品、お酒などは税金が掛からないので安くで色々購入できます。更に割引してくれるお店もあるので、是非交渉してみてください。

クリスマス、お正月そして・・・

クリスマスにお正月いかがお過ごしでしたか?

2012年いよいよスタートしましたね。

巷では世界終末なんて噂もありますが、気にせず今年も毎日楽しんでいきましょう。


スペイン生活3度目のクリスマス、今年も家族全員(私を除いて7人います)のプレゼント探しに翻弄しました。

ワイン好きの彼のお父さんには、デカンタージュセット。

注ぐだけでうまくデカンタージュできるという装置と、素敵なガラス瓶。

彼のお母さんには、コフレに入ったスペインブランド新作の香水とクリーム。

彼のお姉さん達にはそれぞれ好きなアーティストのコンサートチケットをプレゼント。

皆喜んでくれていたので、選んだ甲斐がありました。

私の家族から彼の家族に神戸のお菓子や雑貨のプレゼントも届き、ツリーの下はプレゼントの山になりました。



プレゼントを開けるのを誰よりも楽しみにしていた彼のお母さん。

「あなたたちどうせ朝寝坊するんだから、今開けない?」と前夜からそわそわしていました。

2012年1月1日日曜日

Hotel Lopesan Baobab Resort

グランカナリアで宿泊したのは、アフリカをイメージしたリゾートホテルバオバブ。
スペイン版のELLEに載っていただけあって、おしゃれでした。


ホテルのシンボル、バオバブの木。


Lopesan Baobab エントランス


風が通る2階のバー。寒くて誰もおらず。